初めての機械式時計に触る

これまでは、初めて裏蓋を開けてみた自分が30年前に使っていたシチズンの自動巻以外に
いわゆる「機械式」の時計には触れたことがなく、すべて電池式のクォーツ時計ばかりを見てきた。
写真機いじりと同様に時計もやっぱり最後は機械式のそれも「手巻き式」に行き着くんでしょうね。
そこで、そろそろ手巻き式時計の「中身」が見たくなってきました。
いつも材料を仕入れているHARD OFFのジャンク箱では手巻き式なんて、
まず見たことがないのでここはヤフオクのお世話になりましょう。



↑ で、今回探し当てたのが「Original」と銘が入っているコレ。
説明には「ジャンク品です。(そのまま使える見込みがないほどの故障もしくは損耗等があり、
製品としての利用価値を失っているとご理解ください。)とのこと。
動かなくても、基本的に手巻き式時計の中身を見られればいいので500円の予算でビッド。
1円スタートで結局161円まで戦ってゲットです。
送料はメール便の80円、合計241円という商品。



↑ 到着して裏をひっくり返すとMADE IN HONGKONGの表記。
1970年頃から香港は世界一の腕時計産地になりましたもんね。
これも、そんな中小メーカーが作った三流品みたいです。



↑ ベルトなど結構凝った細工のものを奢っているのですが、
汚れ・錆び・ハゲなど外装はダメージ大。

↑ まずは機械時計の右も左も分からないので「昔とった杵柄」、写真機のシャッター復活の基本
ベンジン風呂に一晩漬け込んで内部の汚れと古い油を洗浄しちゃいましょう。
もし、ギアのすべてが生きていれば洗浄だけで動くようになるかもしれません。

↑ ボディに組み直し、ベンジンの乾燥を待ってテンプをチョンと叩いてみると
なんと、なんと、ガンギ車が回り始めました!
この動き出した瞬間って感動しますね。
1秒1秒を進めるガバナーギアがまるで心臓の鼓動みたい・・・

↑ そぉ〜っとオモテにひっくり返してみると
おぉ〜〜っ、ちゃんと秒針が1秒1秒をカウントしながら動いてる!

↑ 動き出せばコッチのもの。早速、今度はベルトを外してクリーニング&磨き込み。
しかし、日差を調べると現在時4時30分であるにもかかわらず、
なんと5時12分強を指すほどの超FAST! 1日で42分も進んじゃう!!!
たぶん、汚れや余計な油脂がすっかり消えてフリクションロスが
まったく無くなったんで各ギアがスイスイ動くようになったので
ばんばん快調に駆け出しているんでしょうね。

右の「シチズン・セブンスター」は自分が30年前に使っていた自動巻式。
これの再生にたまたま成功しちゃったのが時計にハマる落とし穴になってしまった。



↑ ここはまたテンプの上に付いている早遅レバー(○囲みの部品)を「ー」側に引いて調整します。



例のごとく「サンエーパール」で磨き込んだボディは安金メッキをすべて除去してくれて
本来のクロームが露出してピッカピカ!
ベルトもクロームに合せてステンレスのものに交換して仕上げました。


2013.5.9

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