島根県宍道湖大野津神社(投稿者:zanoniaさま)
生息地:島根県松江市大野町243

 松江-出雲間を走る一畑電車の宍道湖沿いの駅「津ノ森駅」前の「大野津神社」のワンコ2対です。延喜式にもあるとありますから、流石出雲、湖岸の小さな社でも由緒はあるようです。
 駅と宍道湖の間、民家、道路が挟みます。ホームから撮ったカットの左手、寄進の石の並びが見えます。


 手前のサカリのついたようなワンコは昭和6年とありました。奥の対の寄進年月は不明ですが、阿形の顎が欠落してますね、大正か明治末くらいでしょうか。太平洋側に住む人間にとっては、山陰のイメージと、この尻を持ち上げたワンコは、イメージギャップがありました。


大野津神社狛犬について管理人の感想
 ザノニアさま、これぞ噂の出雲構え犬の正真物件ですね。それも「子取り型」の非常なる貴重犬!まさに名品中の名品ではありませんかっ!!!
 奥の犬も出雲尾立の真犬で、この地方にしか存在しない珍犬です。やっぱり、予想通りの犬が出て来て大興奮してます。
 貴重な時間を犬の取材に費やして頂き、どうもありがとうございました。犬のキモチでも、初めての島根犬が登場したわけで、その点でも、とってもウレシいです。ありがとうございました。(管理人)

 

↓ 手前犬

↓ 奥の犬


2012.11.28

小牧市・兒神社(ちご神社)(投稿者:zanoniaさま)
生息地:愛知県小牧市大字大山字郷島412

 今、期末決算で年を通して一番忙しいのですが、犬山のアパートから春日井の蕎麦屋に昼を食べに行ったっ帰り(といっても日曜なのですが)、 小牧市の大山廃寺跡に建つ「兒神社(ちご神社)」の狛犬が面白かったので、
撮りました。現在の住居と勤務先の愛知・岐阜はまだなのですね。(zanoniaさん筆)


 そうなのです、どういうわけだか3大都市のある愛知県がまだ埋まっていなかったのですが、ザノニアさまのこの取材で初めて愛知県のワンコが紹介されたことになります。どうもありがとうございました。

 このドラエモンのようなワンコは胸そらしのスタイルで招魂社っぽい感じがするのですが、阿吽の形をとらずに2頭とも「阿」にしているところにイワクがありそうですね。
 また写真の撮り方が素晴らしいですね、上4枚は説明に徹していて、3,4枚目で美味しいところを見せてくださいましたね。さすがに写真をよく知っている方の作り方だと感心してしまいました。

 私が関心を持ったのは、この2頭の雌雄の彫り分け方で、後ろ髪がカールしている方がメスではないかと判断しました。その根拠は鼻のカタチで、こちらの方が鼻腔が一回り小さく、かつ高さも低くしてありますでしょ。(笑)
 今後も、愛知・岐阜方面の狛犬達をどんどんご紹介いただけましたら嬉しいです、ぜひ、よろしくお願いいたします。(管理人)

 




2010.4.12

可児市・白髭神社(投稿者:zanoniaさま)
生息地:岐阜県可児市神土田

 ブタもおだてりゃ何とやら、未開の愛知を開いた都合上、まだの岐阜、滋賀も行ってしまおうと・・・。
 勤務先の工場のある岐阜県可児市、土田(どた)の村社、白髭神社のワンコを撮ってまいりました。思えば二十六・七年ぶりの参詣でございます。 その折は桜舞散る春の大祭、この神社の流鏑馬を社内報用に撮れとの指令。
 宿酔いの頭でニコマートぶら下げ出かけて行ったものの、町内の酒屋のあんちゃんにつかまりまたまたヘベレケ状態。 さあて、ちっとは仕事をするぞとカメラを構え待つことしかり、 中学生が馬にしがみ付きながら走ってくる。これは前走かしらと一枚撮ったもの、皆さん、参道には入り込み事後の様子。
 「えーっ!!、流鏑馬って、馬から矢をつがえるんじゃなかった?」と言っても後の祭り。この地の流鏑馬は、選ばれた中学生が矢を銜え走り抜け、的に投げるのでした。
 とはいえ、近年は塾や部活も忙しいし、落馬も怖いし騎手のなり手は少ないのだとか。

 閑話休題、この社のワンコは狛犬らしいワンコでした。昭和13年1月、 一方、参道の脇に建つ大砲の弾を模した碑、こちらは日清日露の戦役で従軍した方を顕彰した碑でした。(zanoniaさん筆)

白髭神社狛犬についてzanoniaさまのご感想
●狛犬としての仕事ぶり度 ★★(開いた口の中にクモの巣が真っ白)
●狛犬としての個性度   (イメージ通りというか)
●癒され指数       (お仕事はされてますが、癒し系ではないですね)
●思わず笑っちゃう度   
●奉納日 昭和13年1月
●作者名 ーーー
●撮影機材 RIKOH CX2


 やはり中京地区だけに本場物の岡崎犬が居るんですね。これがたぶん、岡崎型の原型になった犬なのではないか拝見しました。シッポの立った部分だけがややデリケートで他は耳も開いた口も子供や球に置いた手など、石工さんにとっては合理的でとても彫りやすい形態に整理されているんだと聞いたことがあります。(管理人)

 



2010.4.21

東浅井郡・小江神社(投稿者:zanoniaさま)
生息地:滋賀県東浅井郡湖北町尾上

 管理人さま、続いて滋賀県のわんこです。こちら、今日撮ってきました。
 琵琶湖の北辺、賤ヶ岳、西岸の海津大崎の桜、湖北町を回ってきました。
 湖北は鳥見によく行くところで、確か立派なお社があったと思いだし立ち寄りました。東浅井郡湖北町尾上 小江神社のわんこです。
 この辺りは京都の流れで、そこここの村のお堂みたいなところに重文があったりして仏教の盛んなところですが、琵琶湖の水運の安全の祈願でお社もなかなか立派です。このお社は、二組のわんこが御座しておりました。
 手前のわんこは昭和17年、御影石の立派な正しいわんこ、奥の本殿?(旧殿)前のわんこは古くは前面を務めたものの、今は台座を代えて奥に控えて居られました。やっぱり、頭のデカイ、ひょうきん顔の奥のわんこに興味をひかれますね。こちらの由緒は?ですが・・・・。(zanoniaさん筆)

小江神社狛犬についてzanoniaさまのご感想
手前ワンコ
●狛犬としての仕事ぶり度 ★★(まじめに仕事してます)
●狛犬としての個性度   (正しい狛犬)
●癒され指数       
●思わず笑っちゃう度   
●奉納日 昭和17年 太平洋戦争に入ってますね
●作者名 不明
●撮影機材 PNASONIC LX3
奥ワンコ
●狛犬としての仕事ぶり度 ★★(もうちょっと二軍だもんねの感じ)
●狛犬としての個性度   ★★(頭がでかくてちょっと笑いが・・)
●癒され指数       
●思わず笑っちゃう度   ★★
●奉納日 不明
●作者名 不明
●撮影機材 PNASONIC LX3


 zanoniaさま、ご投稿をありがとうございます。「狛犬のキモチ」初の滋賀県ブッ犬のご登場であります。現役さんの方は台座を含めてとても豪華な仕上げ方で、これがあの物資欠乏の戦時中に誕生したとは思えない仕上げ方ですね。また、ご隠居さんの方も一見ユーモラスで和めるのですが、この台座の「乗り方」がスゴイ!こんな窮屈な台座に乗せられているワンコも珍しいですよ、なんでこんなに狭くしたんだろっ!?私が注目したのがシッポの立派さで、このスタイルは他でもあまり見たことがありません、この造形はすばらしい!(管理人)

 

昭和17年誕生の手前のワンコ


奥の本殿前のワンコ


2010.4.23

愛知県丹羽郡・山那(やな)神社(投稿者:zanoniaさま)
生息地:愛知県丹羽郡扶桑町大字山那字屋敷跡地609

 土曜の午後、近所と木曽川沿い、堤防道路から見える、よく通り過ぎるけれど入ったことは無い、気になっていたお社を覗いてみました。
 木曽川の洪水被害が多くて水防からなのか、隣の村のお社は・・・と、村人の対抗心からなのか、参道に立ち並ぶ灯篭、石造りの太鼓橋に蕃塀、神楽殿とどこも立派な造りで狛犬様も二組が標準仕様?
 お社を回って分かったのは、(大正天皇)御即位記念がワンコ様も鳥居も、灯篭も、橋も蕃塀もなんでも寄進ブームだったようですね。
 さて、手前は普通のわんこ様、奥には標準(浪速、岡崎)スタイルが殆どの中で、なんちゅう凸凹、派手な造りのしっぽ!! 毛が逆立って透かし彫り?状態。 さすがに、強度を心配したのでしょうか、鎮座するのは表でなく神楽殿と正殿の間、あまり風雨に晒され無いところに居られます。といっても、子犬の顔など剥落しています。
 制作年代は手前が大正4年の即位記念、奥の派手なわんこは大正8年、石工は手前が角田六三郎、名古屋郊外の枇杷島町 荒木弥助 作です。どちらもこの地方では有名な方のようですね。

山那(やな)神社狛犬についてzanoniaさまのご感想
●狛犬としての仕事ぶり度 ★★(建物の間、石の柱の杭に囲まれております)
●狛犬としての個性度   ★★★★(この尻尾の派手さ加減は名古屋チック・・。)
●癒され指数        (石工さん思いとは少々ズレが。)
●思わず笑っちゃう度   ★★(よくもまあと。)
●奉納日 手前新しいほうは大正4年・派手な方は大正8年
●作者名 手前 角田六三郎  奥 枇杷島町 荒木弥助
●撮影機材 Lumix LX3 (zanoniaさん筆)


 ザノニアさま、この尾の処理はスゴいですね、ここまで透かしきって逝っちゃっているものはわたしも初見です。また、隆々とした筋肉の表現も格別で、この作者の技量が並じゃない事は一目で分かりました。カタチとしては大人しいタイプなのですが、アタマの先から尾の先端まで手と眼が行き届いていて素晴らしい狛犬です。こういうの、ゴロゴロしているんですか、そちらには・・・・・!? いやぁ〜、アナドレナイなぁ、中京犬!!(管理人)

 

↓ 手前犬

↓ 奥の犬


2010.4.27

 

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