九州編

霧島市・官幣大社鹿児島神宮(投稿者:hotanさま)
生息地:鹿児島県霧島市隼人町内2496-1(ここの入り口に件の狛犬がいます)

 「運転手はキミだ 社長はボクだ」というわけで、山の神のお供で鹿児島県(旧大隅の国)霧島温泉と鹿屋市(かのやばら園)に行ってきました。初日は温泉泊、2日目は昼過ぎまでに鹿屋に着くようにという条件付きで、途中は神社に立ち寄るも可。鹿児島神宮はルート上。もう1ー2カ所は何とかしたいと「たかさきセンセ」ご紹介の狛犬・注連縄の虎の巻URLを参考に国分の諏訪神社ほかを候補にしました。
 鹿児島神宮は時間をかけて探したのに、完全にスカ。帰り道に神宮隣の隼人の歴史資料館入り口で「狛犬(こまいぬ)」と書いた標識に急ブレーキ。変なのがありました。早速証拠写真を撮っているとおじさんおばさんのグループがぞろぞろ。聞けば地元の歴史勉強会のグループとか。紛れ込んで、ちゃっかり説明を聞いてきました。
 「15年くらい前に参道の大楠の下にあったのをここに移しました」「いつ頃の物かはわかりませんが相当古いようです」「狛犬だろうということで狛犬(狛犬)としています」「口を閉じていますから、吽だと思われますが、阿は見つかっていません」「よそから運ばれてきたのかも知れません」「背中を見ると亀の甲羅のようにも見えます」「みなさん、いったい何だと思いますか」「・・・?」
 私見では、天孫族と国つ神すなわち海神族との交流の神話の多い土地ですから、陸と海との交流にタクシー代わりに使われたウミガメか海獣(アザラシ)の類ではないかと思っています。
 前置きが長くなりました。評価は省いて、写真をご覧にいれます。
なお、次に報告予定の諏訪神社の「はじめ君」はちゃんとありましたが、写真を撮るためだろうと思いますが、邪魔になる板が外されたりしていました。そのうち盗難防止の措置がとられて、さわることができないようになるのではないかと心配した次第です。。(hotanさま談)


 とうとう念願であった南端の鹿児島犬(?)の登場で管理人としては飛び上がりたいほどの嬉しさであります、hotanさま、遠路のご取材をありがとうございます。
 で、この取材されたブッ犬はこれまた強烈ですねっ! ハジメ君もいいところですが、首から下の彫り模様がわりとしっかり残っているので、専門家が鑑定するともう少し詳しいことが分かりそうな気配がします。ウミガメとかアザラシに見えなくもないですが、やはりお宮の境内に居るとなると狛犬ではないかと見るのが自然なような気がしますが、とっても気になるワンコではあります。風化具合やとろけ具合から推測しても軽く300歳以上の犬(?)だとは想像できますね。(管理人)


2010.6.2

えびの高原・白鳥神社(投稿者:hotanさま)
生息地:宮崎県えびの市大字末永

 またまた白鳥神社です。さる5月30日、えびの高原のミヤマキリシ を見物した後、いつもは通り過ぎるだけの表参道前で鳥居の陰にちらりと狛犬らしきものが見えたので、太蔵卿(妻・金庫番ともいう)を予定の白鳥温泉に連れて行き、ひとり引き返して撮影してきました。金剛力士はお寺の専売と思っていましたが、考えてみれば神仏混交の時代が長く続いた歴史があったので当たり前のことかと思った次第です。背面に刻まれた文字はコケと曇天のため判然としませんが、字体と痛み具合から見て、昭和以前の古いものではないと思います。狛犬ではありませんでしたがご報告いたします。いつもは表参道からの300段近い石段を歩くのがいやで、本殿近くまで車で行ける近道を利用しているので、新しい発見でした。
 さらに6月6日、大分県中津市耶馬溪町で狛犬ならぬ狛○о○を発見。予定に縛られていたので通りすがりにちらりと見ただけで通り過ぎざるを得ませんでしたが、後日確認の上報告したいと思います。(hotanさま談)

●撮影機材 
ソニーα900+ミノルタ24−85


 どうやら「白鳥神社」の大元は九州方面に存在するようですね、わたしのルーツである信州・諏訪は分社である可能性が高いと思われます。今後も引き続きの取材を期待しておりますのでよろしくお願いいたします。(管理人談)

 



2009.6.13

大分耶馬溪・雲八幡のカッパ(投稿者:hotanさま)
生息地:大分県中津市耶馬溪町宮園363

 6月6日はちらりと横目で見て通り過ぎざるを得ませんでしたが、本日はまた撮影の機会を得ることが出来ましたので行ってきました。
 詳しい場所や神社の由来は神社のHPをご覧ください。ここの宮司さんは明治神宮で修行されたとかで、帰ってきてからは演奏会を始めるやら雅楽が聴ける喫茶店を開くやらと活発に活動されているとか。本日の撮影中に拝殿から笛の音が・・・。急いでいってみるとひとりで練習中でした。じゃまをしては申し訳ないと会釈だけして撮影を続行しました。なお、一の鳥居の陰にチラと見えるのは昭和天皇の即位記念の狛犬でごく普通のものでした(昭和3年建立)。せんでした。(hotanさま談)

雲八幡狛カッパ:hotanさんご自身の評価
●狛犬としての仕事ぶり度 ★★★(参拝者をオチョクッているようで何だかなー・・・。夜参りのうす明かりで見たら怖いかも)
●狛犬としての個性度   ★★★★★(なんてったって河童ですよ、カッパ!)
●癒され指数       ?
●思わず笑っちゃう度   ★★★★(この世界何でもありか!?)
●奉納日 平成2(1990)年秋 即位の御大典記念
●作者名 本耶馬渓町 中平昭三石材店
●撮影機材 ソニーα900+ミノルタ24-85

 王権を守護するライオンが中国で玉座を守る空想の獅子に化けて日本へ。役目は玉座の守護かと思いきや、やがて宮中から脱出し、有角の空想の産物、狛犬を相棒に、日本全国の神社に鎮座。どうせ空言だからと(思ったかどうかは?ですが)想像力豊かな石工さんにより、座っているのは当たり前、ならば逆立ち亀河童・・・お次は何が出てくるやら。


 hotanさま、いつも面白いモノを厳選してお届けいただき、ありがとうございます。おそらく、今回の狛カッパというのは世界中でもここだけのものかもしれませんね。また、ご紹介のHPもみてきましたが、神社のものとは思えぬ出来の良さ!(笑)さらに、目からウロコだったのがカッパの説明の中で「狛犬とは、そもそも参拝者がお参りを無事に済ませて帰ってこれるように祗候する(お側で奉仕すること)ことを目的として作られています。」という一説。ボクはてっきり外部からの邪気を神域に入れないようにするためのガードマンだとばかり思っていました!?
 まさかボクら参拝者のためのサービスマンだったとは!・・・・・ますます、コマイヌが好きになりそうです。(管理人)

 


2009.6.28

博多区・濡衣山松源寺(投稿者:hotanさま)
生息地:福岡市博多区千代3丁目163

 長らくご無沙汰しております。福岡のhotanです。本日、博多の町で信号待ちの車の中からお寺の屋根をふとみれば・・・・いました、逆立ちわんこ!
 610老師の灯籠の上の逆立ちわんこを見た時にどこかで見たことがあるような・・・と思っていたのですが、どうもこれだったようです。数年前に撮ったデジの写真がありましたので添付します。
福岡市博多区千代の濡衣山松源寺(国道3号そば)山門の鬼瓦と本堂の鬼瓦です。狛犬に興味を持つ以前の写真ですから証拠写真にしかなっていませんが・・・。
・真正面にいる「本命」だけで納得せずに、必ず境内の敷地すべてを探る
・鬼瓦も必ず確認する
 石を刻むより、土をこねて形を作るほうが容易と思いますので、各地に結構な数が
あるのではないでしょうか。(hotanさま談)

撮影日 平成18年11月10日
●撮影機材 αスイートD AF・DT18−200 オート


 hotanさま、いつも面白いモノをご投稿いただき、ありがとうございます。わたしも屋根の上の素焼き狛犬を幾つか見たことはあるのですが、なんといっても場所が場所だけにいつも遠目ばかりでシッカリした造形を確認できないでいました。どアップで拝見できるこの写真は貴重です。
 お口の中や尾の毛並みなど、下肢のおくれ毛など実に精密によく作り込んであるものです。デジタルカメラの200ミリを使うとこんなに間近まで寄れちゃうことにも驚きました。(管理人)

 


2010.1.31

霧島山・白鳥神社(投稿者:hotanさま)
生息地:宮崎県えびの市大字末永

 宮崎県えびの市の霧島山中に鎮座の白鳥(しらとり)神社の本殿近くの狛犬です。下手な写真ですがご参考までにお送りします。御神酒の 「明月」は地元のとてもおいしい焼酎です。参道の入り口にも痛みの激しい狛犬があり、写真に撮ったはずなのですが大事に仕舞いすぎて今回は見つかりませんでした。
 白鳥神社は宮崎県えびの市大字末永(えびの市南部の白鳥山中
腹)にあります。データは「えびの 白鳥神社」をキーワードにしてお調べください。ヒットしないだろうと思われることを一つ書いておきますと、戦前は武運長久を願って各地から多くの人が集まったということですが、敗戦そして息子は夫は戦死・・・。ここには神様はおらん・・・。ということで、戦後すぐはずいぶん荒らされ、寂れてしまったということです(その昔、地元の人が教えてくれました)。そのせいで狛犬が痛んでいるのかも知れないですね。参道入り口の狛犬はもっと痛みが激しいです。
 私の知るよその神社の狛犬と違って大きく立派な台座がありません。探しては見ましたが、建立にかかるデータは見つけられませんでした。(hotanさま談)

 hotanさま、はじめまして、この度は、「狛犬のキモチ」へのご投稿をありがとうございます。今回のご投稿の生息場所が霧島山中の白鳥神社と言うことでビックリしております。実は、わたしの家系は長野・諏訪の「白鳥神社」の宮司を努めているのでございます。その関係で、わたしの名字ももおなじ名をいただいております。
 お写真を拝見いたしましたが、これはかなり古いもののようですが、ノミ跡もしっりしていて保存状況がよいようにも見えますが戦争に絡んで辛い歴史を刻んできた社だったのですね。しかし、現在では前にはお水とお酒も供えられていて可愛がられていることが一目で分かる写真になっています、また、他にも珍しい狛犬に目を惹かれましたらどうぞ今後も、ご投稿をよろしくお願いします。

●狛犬としての仕事ぶり度 ★★★★(互いに向き合っての仕事ぶりにスキを感じられません)
●狛犬としての個性度   ★★★
●癒され指数       (お供え物のカップ焼酎が効いています、これで一気に高得点!)
●思わず笑っちゃう度   ★★
●奉納日 ーーー
●作者名 ーーー
●撮影機材 αスイートデジタル+コニミノ・AF DT 18-200、2007年5月26日15時40分過ぎに撮影
あ形:100mm, ISO 100, 6.3/320
うん形:75mm, ISO125, 5.6/160


2009.4.25

飯塚市・老松宮(投稿者:hotanさま)
生息地:福岡県飯塚市八木山2138番地

 一の鳥居の新しさに騙されていつも素通りしていました。二の鳥居、三の鳥居とだんだん古くなって、その奥で大当たり。こまめに境内まで行ってみることが大事です。 この日の教訓です。


02:二の鳥居 日露戦勝記念のようです


03:三の鳥居

06・07/08:享保9年(1724)本殿の左側に一体だけ
09・10・11・12:本殿前の左右に向き合って置
いてありましたがほとんど朽ち木状態です。
 福岡市近辺はほとんど武藤老師が押さえたものと思っていました
ので、幸運でした。(hotanさま談)

老松宮の狛犬:hotanさんご自身のご感想
●狛犬としての仕事ぶり度 ★★★(まあ普通でしょう)
●狛犬としての個性度   ★★★(どこかで見たような・・・)
●癒され指数       (お供え物のカップ焼酎が効いています、これで一気に高得点!)
●思わず笑っちゃう度   ★★(別に・・・)
●奉納日 対の方は寛延元年、一体だけのものは享保9年。木製は?
●作者名 ーーー
●撮影機材 コニミノαスイート・ソニーDSC−WX1

 

本殿前の左右に向き合って置いてある「神殿狛犬」
ほとんど風化して朽ち木状態です。


 圧巻はなんと言っても丸太削りだしの神殿狛犬なんですが、これ、相当な「文化財的価値」があるはずなのになんで放りっぱなしなんでしょっ!御地ではこんなスゴイのがゴロゴロしているから、みなさんの目が慣れちゃっているんでしょうかね、コレ、関東あたりだともっと「高給優遇」してくれちゃいますよ。
 そしてまた、この290歳になる立ちワンコが強烈ですね!これもお歳からすれば、関東だと「ハジメ犬」クラスなのですが、これはもう立派に狛犬の体裁を整えています。やっぱり、九州は狛犬先進国であったことは、間違いないようです。(管理人)



↑この2枚は寛延元年(1748)


とうとう出た!
享保9年(1724)生まれの立ちワンコ
本殿の左側に一体だけが残ってる

2010.4.13

福岡市・光雲(てるも)神社(投稿者:hotanさま)
生息地:福岡県福岡市中央区西公園13−1

 春の陽気に誘われて、以前から気になっていた、福岡市内の「西公園」に五十数年ぶりに行って参りました。本当は桜の名所なのですが、子供心には、体に絵を描いたお兄さんが鼻血を流しながら、おっかけっこをする(本当は酔ったヤクザの喧嘩だったようです)ところと思っていました。
 公園とばかり思っていましたら、入口に大鳥居があり、光雲神社とありました。で、行ってびっくり玉手箱。こんなのありでしょうか。向かい合った狛犬が体は向き合っているのですが、お互い「ふんっ、顔も見とうないわい!」といわんばかりに後ろを向いているのです。
 山口県下関市は後回しにして、緊急報告です。笑ってください。
(hotanさま談)

光雲(てるも)神社の狛犬:hotanさんご自身のご感想
●狛犬としての仕事ぶり度 ★★★
●狛犬としての個性度   ★★★★★
●癒され指数       ★★
●思わず笑っちゃう度   ★★★★
●奉納日 大正11年3月(復元)
●作者名 藤村三郎さん
●撮影機材 コニミノαスイートD


 参りました、もう九州勢には何をやっても追いつきません。悔しいけど完敗でございます。しっかし、この「麻生太吉」さんというどこかで似たようなお名前を聞いたことがある願主さん、なにを思ってこんなソッポ犬を注文したんでしょ、不思議だ、九州の人って・・・・!?(管理人)

ほれ、ちゃんと前を向かんかい!

阿吽の呼吸じゃないのネ


たまにはよそ見もいいか


こんなのあり?!?!

2010.4.26

田川郡・鏡山大神社(投稿者:hotanさま)
生息地:福岡県田川郡香春町鏡山字南原705番

 「見つけてくれー。みんなに紹介してくれー。」といわんばかりに妙なのに出会います。本日のは逆立ちワンコになる練習をしています。炭坑節で有名な香春岳の麓です。以前の案内標識は「陵墓参考地・河内王の墓」とありましたが、写真のように新しくなりました。以前は古墳に鳥居の組み合わせなど珍しくないと単純に考えてスルーしていたのですが、「神社」と書いてあるのでちょっと気になって立ち寄りました。ご覧の通り、「メタボ解消・美容と健康のバルーンボール体操の真っ最中」。
 吽:まだまだー。足が挙がっちょらんぞー。
 阿:はいっ。先生。もう一回がんばります。
 いつ頃からやっているんでしょうか。小山の上の拝殿を掃除していた人に聞いてみましたが、「相当古いお宮だからねー。私にはその位しかわからんよ」とのこと。(hotanさま談)

鏡山大神社の狛犬:hotanさんご自身のご感想
狛犬としての仕事ぶり度  (逆立ちの練習中。今日は仕事お休みです)
●狛犬としての個性度   ★★★★★
●癒され指数       ★★★(今日からあなたも見習いましょう)
●思わず笑っちゃう度   ★★★★★(必死で逆上がりの練習をしてた小学生の頃を思い出します)
●奉納日 ーーー
●作者名 半三さん
●撮影機材 コニミノαスイートD


 わはははっ、これはホントに「メタボ解消・美容と健康のバルーンボール体操」そのものですね! ハァ〜・・・やっぱり福岡には桁外れのユーモアセンスを持った石工さんがゴロゴロいたんですね、もう、東側は何を出しても敵いませんワ!(管理人)


こんなのあり?


もう、開いた口が塞がりません!

2010.5.11

 

本州編

下関市・清末(きよすえ)八幡宮(投稿者:hotanさま)
生息地:山口県下関市清末中町一丁目

 長府毛利藩の支藩、清末藩一万石の清末八幡宮です。境内の摂社には歴代の藩主が祀られています。
 近くの中学校に勤務したことがあるという知り合いに教えられてやってきました。前日はすぐ近くの同名の小さな神社に迷い込みさんざんな目に遭いましたが、無事発見。狭い旧道に面して表参道があり、駐車できません。広い駐車場があると聞いていたので何とか裏参道から境内へ・・・。

 表参道の狛犬はそれなりに立派なのがいましたが、日当たりが悪いせいか、黒い苔ともカビとも付かないものが鳥居にまでびっしり。台座の文字は全く読めませんでした。次からは歯ブラシを用意することにします。
 裏参道の狛犬はお互い目と目が合わないように空を見ているようで、まるで知らない人同士が向き合っているようでした。

 ワンコとは関係ありませんが、死んだ農耕牛を祀る小さな祠が裏参道脇の境内にぽつんと立っていました。仕事柄、畜魂碑や動物慰霊碑の類は見る機会があるのですが、こういう祠は初めてでした。(hotanさま談)


清末八幡宮の狛犬について:hotanさんご自身のご感想
【裏参道のワンコ】
●狛犬としての仕事ぶり度 ★★(にらみが効いていない)
●狛犬としての個性度   ★★★★(空見て笑ってる?)
●癒され指数       ★★★(小心者は相手の顔をまっすぐ見ることができない)
●思わず笑っちゃう度   ★★★★(お見合いしてるみたいな・・・)
●奉納日 文化14(1817)年11月
●作者名 ーーー
●撮影機材 コニミノαスイートD

【表参道のワンコ】



【本命!裏参道のワンコ】

ストレートに突っ立った腕やペッタンコなお顔など
ハジメ君の面影も備えていて、これは実に味のあるブッ犬ですね。
台座も4段重ねでとても立派!
願主さんや氏子衆の思い入れを深く感じます。
このまま、永く静かに暮らしてくれるといいですね。
「次からは歯ブラシを用意することにします」とお書きですが
私は常時、毛足の堅い塗装用刷毛とタオルを用意して歩いています。
石を傷つけてしまうような堅いモノで擦るのは
くれぐれも慎みたいですね。(管理人)

2010.5.10

宇部市・岡崎八幡宮(投稿者:hotanさま)
生息地:山口県宇部市大字船木

 小・中・高校と下関で育ったもので山口県は西からと、のんびり構えていたら、SCRさんに東からやられてしまいました。山口県一番乗りはかないませんでしたが予定通り、西の方から順次探訪していこうと思っています。
 3月20日、山口市に行く途中道を間違え、早咲きの桜が満開の神社を見つけました。後で調べてみたら、隣にある八幡様はお酒を造る・・・。
 で、昨日、小学校の同級会に出席するついでに岡崎八幡宮に行って参りました。今回も道に迷って一発では行き着きませんでしたが・・・・・。

 山口に行く途中、道に迷ってたどり着いた神社です。何でも、お伊勢さんほか全国に4社しかないという、清酒の醸造免許を持つ神社だとか。狛犬以外にもおもしろいものがありました。
(hotanさま談)


拝殿左側に酒造場


拝殿前。大正14年の酒樽。普通この場所にはコマちゃんが・・・


拝殿上部。いつもの癖でつい上を見てしまいました
たいそう立派なバク鼻と一緒に獅子鼻がいました


本殿横上部。かじりついているようにも見える逆立ちわんこ

老松宮の狛犬:hotanさんご自身のご感想
●狛犬としての仕事ぶり度 ★★★★★(噛み付くぞといわんばかりの3対です)
●狛犬としての個性度   ★★★
●癒され指数       ーーー
●思わず笑っちゃう度   ーーー(夜参りで出会ったら腰抜かしそう)
●奉納日 
●作者名 
●撮影機材 コニミノαスイート


 初代の「文化犬」を元として3代が同じニュアンスを保持したまま進化していますよね。それぞれの石工さんが先輩に敬意を払っている結果でしょうか、しかし、お顔はそれぞれバラバラ・・・・・、やはり顔だけは作者の思い入れが入っちゃうんでしょうね。
 ここで出来たお酒は、神様に捧げた後、氏子に振る舞うんでしょうね、さて、どんな酔い加減ができるんでしょ。(管理人)

↓拝殿正面の狛犬。文化8年(1811)?


脇参道の狛犬。
道路に近いのでこれが一番新しいのかも。年代は?

↓同じ参道の奥にあったコマちゃん。
慶応3年(1867)、御一新の年

2010.4.14

下関市・住吉神社(投稿者:hotanさま)
生息地:山口県下関市一の宮住吉1丁目11−1

 長門の国一の宮 官幣中社 住吉神社です。小・中学校の時の春の歓迎遠足はいつもここまでテクテクでした。今回はおよそ40年ぶりの訪問です。ずいぶんときれいになっていましたが、あいにく修復工事中。しか し、とてもユニーク?な表情の狛犬に再会できました。
 子どもの頃はまるで興味が無かったので記憶になく、今回が初対面でした。
戦時中にこんなとぼけた面相の狛犬を奉納するなんて・・・。石工さんの確認、忘れました。
(hotanさま談)


一の鳥居


奥は工事中

住吉神社の狛犬:hotanさんご自身のご感想
●狛犬としての仕事ぶり度 (役目が果たせてないような)
●狛犬としての個性度   ★★★(満点です)
●癒され指数       ★★★★(満点です)
●思わず笑っちゃう度   ★★★★(満点です)
●奉納日 昭和19年。小さい方は工事中で確認できず。
●作者名 不明
●撮影機材 コニミノαスイート


 個性度から笑い点までみごとに満点が並びましたね。これには私も大納得です。このワンコたちの表情を見て和まないとしたら、それは心によほど病んだモノをお持ちの人なのでしょう。
 で、これほど表情豊かな狛犬を岩石の塊からノミ1本で彫削してしまうほどの腕を持った石工さんですから、各パーツの仕上げもスゴイですね。
 例えばシャープでメリハリのしっかりした毛並みや巻き毛の削り方、炎のごとく立ち上がったオッポの毛、そして強烈なのがヒラリと翼のごとく浮き上がった耳たぶの削り込み!どれを見ても練達のワザ溢れるものばかりですね。
 ただ、横に拡がった鼻腔や首のまわりの装飾品など中華犬が持っている特徴が混ざり込んでいるいるあたり、いかにも西方のワンコであることを感じました。
 また、下段にある小型犬も個性がありますね、台座の2段目に石の持つ表情をそのまま残しているあたり、これも相当なワザをもった石工さんの仕事ではないかと想像いたしました。(管理人)

↓ 阿くんです

吽くんです

↓ もとはブロンズ製のものだったらしいのですが、
戦時中の金属供出で無くなってしまいました。

昭和19年に代わりに奉納されたのがこの一対。
よそでは見られないと思います。

↓ 工事中のため証拠写真だけ。小さなものです。
両方 とも阿に見えますが、片方は口をより大きく開けているように見えます。
年代は確認できませんでした


2010.4.16

下関市・忌宮(いみのみや)神社(投稿者:hotanさま)
生息地:山口県下関市長府宮の内町1−18

 長門国二ノ宮 国幣小社 忌宮(いみのみや)神社です。中学校の3年間、この神社の横を歩いて通学していました。
 霧雨のあいにくのお天気でレンズに水滴がついて証拠写真はいまいちです。
(hotanさま談)


表参道から


石段を登ったところにある最初の一対です。
寛政7年(1795)とあります。石工さんはわかりません。

忌宮神社の狛犬:hotanさんご自身のご感想
●狛犬としての仕事ぶり度 (ちびイヌながら一生懸命仕事をしています)
●狛犬としての個性度   ★★(似たようなのがあちこちにあるような・・・)
●癒され指数       ★★
●思わず笑っちゃう度   (ちびがマジメに勤務してます)
●奉納日 寛政7年(1795年)
●作者名 不明
●撮影機材 コニミノαスイート


 ラストの拝殿前ワンコは先代さんの引退で新しくされた2代目さんですね。この2代目の岡崎型は九分九厘Made in Chinaの中華犬だと思われますが、このような場合は境内の何処かに先代さんが打ち捨てられているケースが多いので要注意ですね。ほとんどの場合で、先代さんを捨てちゃうと言うことをしないのが通例ですから・・・。(管理人)





↓ さらに進んで、拝殿前の新門の一対です。台座には天保2年と
ありますが、狛犬はどう見ても最近のもののように思えました。
45年前にこんなのあったかなあというのが感想です。

2010.4.19

下関市・八坂神社(投稿者:hotanさま)
生息地:山口県下関市長府宮の内町1−18

 長門国二ノ宮 忌宮(いみのみや)神社境内 八坂神社です。明治の合祀令で近在の神社が集められたようです。(hotanさま談)


まずは正面から全景


拝殿前にもう一対。

八坂神社拝殿前の一対について:hotanさんご自身のご感想
●狛犬としての仕事ぶり度 ★★(小さいながらも迫力あります)
●狛犬としての個性度   ★★★★
●癒され指数       ★★
●思わず笑っちゃう度   (ちびがマジメに仕事してます)
●奉納日 嘉永五年(1852年)
●作者名 不明
●撮影機材 コニミノαスイート


最初の一対。石工の名前はわかりませんでした。
小さくてかわいい(仕事できるのかな)というのが印象です。



↓ さらに進んで、拝殿前の一対。
色といい、形といい、
私としては初めて見るタイプでした。
材質はわかりません。色と痛み方からみて焼き物かもしれません。


このように尻を高く持ち上げたスタイルを「かまえ」とか「構え型」とか
いっているようです、このギョ〜カイでは。
たしか、北陸とか新潟の方に多いスタイルではなかったかと・・・・?
hotanさまのご感想には「焼き物かも?」とありますが、
割れの断面や割れ方を見ると石像にほぼ間違いないと思います。
台座にまで牡丹を描くなど、かなり「高級」な仕様ですね。

2010.4.22

下関市・亀山八幡宮(投稿者:hotanさま)
生息地:山口県下関市中之町1-1

 関の氏神 亀山八幡宮です。50年ぶりの訪問でした。当時は例大祭の日には学校も会社も半ドンでした。「関」とは下関=赤間が関=馬関のことです。旧山陽道、現国道2号線を挟んで、現在観光スポットとして売り出し中の「唐戸市場」の真ん前で、先に紹介した住吉神社と同じく、旧長府毛利5万石の領内です。
 数百メートル先には安徳天皇を祭った赤間神宮があります。毛利氏は関ヶ原後は120万石から36万石に大幅な減封となったためか、江戸期のものには一部を除いて大きいものがないように思えます。ここのは幕末期のものだからでしょうか、ことりの立派なのがありました。
 「稲荷社の狸?」は境内のお稲荷さんの拝殿の端にあったもので、思わず笑ってしまいました。三宝にはちゃんとお賽銭があがっていました。
 「ふぐひれ」はひれ酒の材料になる河豚の鰭を天日干ししているところで、昔はハエがブンブン飛んでいました。この店はふぐ料理屋ですが、ビルの屋上が亀山さんの境内の一部になっています。

 関門海峡を渡ると規格外のコマちゃんが多くなるのでしょうかね。下関はまともです。(hotanさま談)


亀山八幡宮の子連れ狛犬について:hotanさんご自身のご感想
●狛犬としての仕事ぶり度 (小さいながらも迫力あります)
●狛犬としての個性度   ★★
●癒され指数       ★★★★
●思わず笑っちゃう度   (どちらかといえば微笑ましい)
●奉納日 文久元年(1861)

●作者名 不明
●撮影機材 コニミノαスイート


 今回もまたおもしろいものをお届けくださりありがとうございます。
 このあたりは御影石の産地なのでしょうか、すべて御影石製ですね。だからなのか、かなり時代を経ているのにどれも風合いがキレイですね。 中でも、ことりの「うん」クンが最高です。 この子供の絡み具合は思わず笑みが出ちゃいますね。(管理人)

 ご指摘の通り、山口県というか中国山地が花崗岩質で、品質はどうか知りませんが御影石の産地です。路面電車の軌道敷、地所の境界標識、農家や旧家の門柱や幟柱などいたるところに御影石が使われています。
 大雨の後など近くの小川には真砂土が大量に流れてきて、自家の庭土用に採取している風景が見られていたものでありました。(
hotanさま・談)

 

 




↓ 阿:仕事はワシがする、子どもは頼んだゾ。
吽:アイョ、まかしとき。

2010.5.2

下関市・赤間神宮(投稿者:hotanさま)
生息地:山口県下関市阿弥陀寺町4-1

 先日の亀山八幡宮のすぐ近くの「赤間神宮」です。竜宮造りの水天門をくぐると正真正銘中国製の獅子が一対。説明の立て札付きで並んでいました。

 この神社は相当にけばけばしく、竜宮城ランドとでもいうか・・・。境内の端、奥の小高いところに大連神社がありましたが、ミニ版の中国製の獅子が門番をしていました。


 拝殿前の狛犬は和風です。台座は新しいもののようでした。内拝殿前の狛犬はライオン風で、ブロック1個分くらいの大きさです。シルクロードの廃墟から掘りだしてきたようなと思えるほど異国風に思えます。



 大連神社には本殿前に獅子と狛犬が対で飾られていました。尾の部分が痛んでいましたが、本物を見るのはこれが初めてで、狛犬にはちゃんと角が付いていると妙に納得しました。本殿の床下に放置されていた鬼瓦が印象的でした。
(hotanさま談)

赤間神宮の狛犬について:hotanさんご自身のご感想
●狛犬としての仕事ぶり度 (出稼ぎ中)
●癒され指数       ★★
●思わず笑っちゃう度   (怖くはない)
●奉納日 平成7(1995)年10月

●作者名 不明
●撮影機材 コニミノαスイート


 ここは「神宮」と名乗るだけあって豪華に4対ものワンコたちが暮らしているんですね!わたしが一番惹かれたのは3番目のチビチャンですけど、これはどう見ても犬じゃなくてライオンですね。お宮さんに「生」のライオンを見るのはとっても珍しいことですよね。(管理人)




これが「正統」なコマイヌ!

2010.5.9

 

国外編

昆明市内 円通寺(投稿者:hotanさま)
生息地:中国雲南省昆明市内

 2004年に中国・雲南省で出会った狛犬?の写真を探し出しましたのでご覧下さい。場所は円通寺というお寺。とにかく池の周りは狛犬?に取り囲まれているといってよい感じでした。(hotanさま談)

 これは狛犬好きには堪らないお寺ですね。こんなに多くのそれも個性溢れるワンコたちからお出迎えを受けたら狂喜乱舞間違いナシです。よ〜く見ると片手で球を弄んでいるようにも見えて、このあたり本邦のワンコとも共通点がありますよね。
 ラストのチベット族自治州シャングリラ県の狛犬は、私が報告した目黒・安養院 能仁寺のものと特徴がよく似ています。安養院のものは、チベット仏教と関係があるような説明札ありましたので、コレを拝見してピンときました。hotanさま、珍しいものをお寄せいただきどうもありがとうございました。


●撮影機材 EOS kiss D

 

雲南省昆明市内 円通(禅)寺


雲南省麗江県の狛犬です。麗江はトンパ文字と呼ばれる象形文字を
使っていたナシ族の自治県で、世界遺産に登録されています。
2004年5月2日に東巴(トンパ)文化村で撮影しました。


2004年5月3日、雲南省デチェン・チベット族自治州シャングリラ県。
 白水台という鍾乳洞の床が地表に現れたような地形の
場所で、ナシ族の聖地だそうです。そこの登り口に一体だけありました。

2009.5.4

 

 

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