Altiflex

 このカメラ、二眼レフとしては王者ローライフレックスの陰に隠れてそれほど名を成したカメラではありませんが、さすがにローデンシュトックのレンズ、半端な写りではありませんでした。
 ただイメージサークルがやや小さく最小に絞っても四隅の光量が不足ぎみになります。
 使い勝手はファインダーの見えなど、正直それほど快適ではありませんでしたが、小柄なボディと軽さ、それに何よりこの写りなら多少の不便さは相殺されるのではないでしょうか。
 とにかく尖鋭度に関しては冷徹なまでに物凄く、エッジがキリキリと立って目が痛くなるほどで、私が今までに経験したカメラの中ではトップクラスに挙げられます。
 もし自分の視力がこのレンズのようにクリアーでシャープだとしたら視神経が相当疲労するのではないでしょうか。
 その昔、某テレビアンテナ会社のCMで「♪見え過ぎちゃって〜困るの〜♪」というフレーズがありましたが、正にそんな感じです。
 また、インフォーカスとアウトフォーカスのバランスが絶妙で非常に立体感に富んだ写真になります。こうゆうスーパーカメラは是非一台は欲しいもので、それが人のモノだとなると余計に物欲が募ります。
 食堂などでも隣のテーブルの料理が美味しそうに見えてしょうがない品性下劣な質なんですね。生来染みついたこの品の悪い性癖は死ぬまで直りそうにもありません。   2003.2.12


作例は、ILLFORD FP4をミクロファインで処理。
Canoscan D2400Uでネガフィルムを直接スキャニングした画像です。

 

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