FUJICA DL100 Date

三欲のみに生きるか?

 人には生きて行くための「欲」が三つあるといいますね。
 まずは何と言っても一番大切なのは「食欲」、これは命の存続に直結していますので、何を置いてもまずは食欲が基本でありましょう。
 二つ目が「睡眠欲」、そう、生きるモノはすべからく休息が必要。もし、寝ることを取り上げられると精神に異常をきたし、生き続けられることが出来ませんね。赤ちゃんの生活などを見ていると、乳を飲んで満腹になるとスヤスヤおネンね、この繰り返しですから「食と睡眠」、これ生き物すべての前提なのです。考えてみりゃ私なんぞも、最近はほぼこの赤ちゃん生活と同じ様なもんです。腹を満たした後にちょこっと仕事をし、写真機で遊んでいただいている、こんなことでいいのかナァ〜・・・。
 そして三つ目は「性欲」だそうです。わたしなどは、いたって出来の悪い人間なので、このほかにも生きて行くための欲が必要なのですが、この三欲だけは生理として欲する物なので、日々満たしていかなければ、生きていくことが出来なくなるのでしょう。
 で、逆に考えてみれば、人間の日々の行動というか、営みはすべてこの三欲を満たすために直結しているわけですよね。現代人の我々で有れば、毎日働いて得た幾ばくかのお金で食にありつき、心の通じ合った異性がそばにいれば、互いに抱き合いセックスをして、それらの労働(?)で疲労した身体は快い睡眠を得るためでもあるわけです。
 人生、いろいろやっていくると時には難解な問題に出くわしますが、集約してしまえばこの三欲のどれかに端を発しているわけで、すべては何らかの欲が絡んだこと。そう考えていくと「欲」を沈めればトラブル発生率はグゥ〜ンと低くなるわけですネ。
 まぁ、このことはその時の年齢が大きな要因になっているのでしょうが、例えば10代の頃、一番の関心事はと聞いて「食べること」と答える若者なんかいやしません。まして「寝ること」なんて答えようモノならかなり屈折した生活を送っている証拠ですから、気をつけてくださいね。
 若者は堂々と一言「セックス!」と大声で答えるのが正常・・・、これ以外に一切の関心ナシ、これでいいのです、これが世の中の常識。
 逆に50歳を越えて一番の関心事が「セックス!」と唱えるようでは、これはこれで問題だ。大きな難問を抱え込む可能性が大ですのでお気をつけくださいませ。
 さて、我ら写真機愛好家はと言うと、その三欲の他に「物欲・写欲」という小さなコブが出っ張っちゃっています。
 これが結構、厄介なんですね。物欲の方は収支のバランスを冷静に考えれば、踏み出せるモノと押さえ込まなきゃならないモノの判断が出来ると思うのですが、これがそう簡単に冷静でいられなくなっちゃうときがあります。とにかく「いいカメラが欲しいョ欲しいョ」とココロが疼く病を患っていますから、ふと立ち寄ったカメラ屋さんでその物件を見つけたとたんにアタマは真っ白、前後の見境などどこかに吹き飛んで、アドレナリンが一斉放出!
 しかし、そういうときに限って財布の厚さがその月きっての極薄状態、なんというタイミングの悪さ!先週の金曜日、調子に乗って終電過ぎまで飲まなきゃよかった、あぁ〜、あの時のタクシー代痛かったナァ〜・・・などと後悔しても遅いのであります。
 それともう一つは、魔が差したのか妙に冷静に見送るときもありますね。「ここで無理すると、今月、まだ先が長いからネェ〜、またフトコロが暖かいときにしよッ」なんてね。しかし、この「また」がなかなかやって来ない!「あぁ〜、やっぱりあのとき無理するんだった・・・」カメラと異性は一期一会、コレ教訓です。
 また、写欲については一度でも「撮る」ことの面白さをを知ってしまうと、目の前で展開していく情景や人間模様などすべてのことが気になってしまうらしいのです。わたしのコブは、まだまだ発展途上のオデキのようなものなので、目の前で起きているワンダフルな素材をスルスルと見逃していますがね。
 さて、今回ご登場願ったのは「フジカDL100 Date」。実にフトコロに優しいコンパクトカメラなのであります。といっても、最近はこのような単焦点カメラがめっきり減ってきましたね。数年前にゴロゴロしていた同じフジカの「GER」なんて、今では立派に出世しちゃってセールワゴンを飛び出してウィンドーケースの中で鎮座されています。値札だって相当なもので、中には1万円を超えるモノも見たことがありますよ。なので、このカメラだって何時どうなるか分かりませんよ。
 機能や仕様は、いわゆる80年代初頭の(これは83年に誕生)平均的なAFカメラで特筆するようなものがないのですが、このレンズデザイン、どこかで見たような・・・そうだ!防水カメラの「HD-R」とそっくりですね。HD-Rって、不思議なカメラですよね、とにかくすんごく良く写る。わたしはあのレンズの前に填めてあるガラス板に秘密があるのではないかと見ているのですが、これにも同じようなガラス板が填っています。さてさて、それでは早速写してみることにいたしましょう。

2005.3.8


Fujica DL100での作例です

写真はすべてNeopan SSを使用、ミクロファインで標準現像処理をしたもを
Nikon Coolscan IVでネガフィルムを直接スキャニングした画像です。

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 今回もご覧頂き、ありがとうございました

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